コドモ↔︎オトナ
1月末に最後の試験が終わり、とうとう残すは3月24日の卒業式を迎えること!
大学4年間というのは、あっという間。
今改めて思うのは、私は教育学部に入学してこの年代で教育について学べて本当に良かったなということ。
もともと人という生き物に興味がある私は、教えることの基盤にある「人間とは」「社会とは」ということを学んで考えることができて本当に面白かった。
勉強することの楽しさを大学生になって初めて知ることになりました笑
今思うのは
誰もが子どもであったのに不思議なことに
子どもが身近にいないと、どういう存在であるかって忘れてしまいまうんだなぁということ。
私はインターンと実習で、小学2年生と4年生を見ていたのですが、
小学生の場合は学年が1つ違うだけでもかなり発達段階が変わるため
1年生の教室を覗くとなんだか小さすぎて足に引っかかりそうになり
色々なところから「ねぇねぇ~」と話しかけられて、目が回ってしまう。
方や、6年生の授業や休み時間の様子を見に行くと、今の子たちは大きくて・・
特に身体の成長が早い女の子たちは私(153cm)よりも背が高い子が半分以上いる。
洋服もおしゃれなものを着ているから、ジャージですっぴんの私の方が年下に見えるのではないかと思うくらい大人っぽい子も沢山
でも、その見た目の中にも子どもらしさや甘えたい側面があって愛くるしかった。
そして子どもだって 本気で考えて、悩んでいるんだということも改めて知った。
大人になると見通す力やこれまでの経験から100%出すと後がもたないと思って、エネルギーを調節しながら過ごしている人がほとんどだと思うけど
子どもは100%以上で毎日を生きていて。
子どもが悩むことなんて、ちっちゃなことで大人になれば悩みも痛みも忘れてしまうよと言われるけど、
その時その時は本気の本気なんだよね。
だからこそ、そこに全力で向き合うパワーは相当なもので、
「子どもと居ると元気や癒しをもらえる!」なんて、それはそれは・・・。。
朝の8:30~15:30頃まで7時間ほとんどの休みもなく、40人近い子どもたちに囲まれる先生は本当にすごいなと思った。
私の周りには、4月から先生になる人が大勢いるから改めてエールを送りたい!!
私たちは忘れてしまっているだけで、当たり前だと思っていた日常は
本当にたくさんの先生や大人の愛に囲まれながら・守られながら生きてきていて、今があるんだということを
教育実習を通して肌で感じられたのも本当に良かった。
私は子どもも大人も、基本的なところは変わりはないと感じていて
ただ子どもは、自分の欲求を素直に表現できる生き物で
大人は、知識や経験を他者や社会のために活かすことができるようになるもの。
大人は子どもの力を利用することもできるし、
子どもの発想や存在に助けられる時や
問いかけから気づかされることもある。
子どもが身近にいないとなかなか思い出したり想像することが難しいから、
少しでも子どもと過ごす時間が色々な人にとって増えることが
これからの社会にとって、必要になってくるんじゃないかな。
そして人は最後までコドモとオトナとを内在させながら生きていくんだと思う。